アカコの備忘録。


by sarutasensei
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他人の国、自分の国。

 早くも梅雨が明けたらしい。湿度も高く暑い一日。1時半から早稲田大学で植民地文化学会なので、早めに家を出る。直前まで中央線が運行を見合わせていたのだけれど、無事に早稲田着。炎天下をふらふらと歩き、目についた三朝庵という蕎麦屋に入る。まだ時間があったので、大学近くの古書畸人堂へ。この暑い日にエアコンが入っておらず、外よりも暑いぐらい。もっとゆっくり見たい品揃えだけれども暑さに負けて早々に退散。買ったのは2冊だけ。

●大谷勲『他人の国、自分の国-日系アメリカ人オザキ家三代の記録』(角川書店)
●安岡章太郎『良友・悪友』(新潮文庫)

 1時半から植民地文化学会は6時まで。李恢成の話を生で聞くのは大学院生の時以来。帰りは三鷹で降り、虎坊で夕飯を食べてから立川経由で帰宅。
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by sarutasensei | 2013-07-06 22:58 | 買った本

無題。

 昼前にガッコウ。12時から入試関連の作業を2時間程。4時と5時から2つの用件があり、終わったのが6時過ぎ。昼間の暖かさとはうって変わって冷え込むなか、自転車を飛ばして帰宅。ビールを飲んだら眠気がどっと出た。明日も午後から入試業務。これで前期日程関連の仕事は終わりのはず。

 読んだ本。
f0091834_049550.jpg●高崎隆治『文学のなかの朝鮮人像』(青弓社)

 何十年かぶりに再読。学生時代、けっこう好きだったのにな、高崎隆治。久しぶりに読みかえしても全く感銘を受けない。1982年の本だから内容が古びてしまうのは仕方がないのかもしれないけれど、同じ頃に書かれた池田浩士の文章はそんなこともないわけだし。
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by sarutasensei | 2013-03-06 21:00 | 読んだ本

無題。

 博士入試2日目。昼前にガッコウへ。判定会議やらなにやらすべて終わったのは7時過ぎ。国分寺に夕飯を食べに行こうと言っていたのに、そんな気力もなく家の近くの韓国料理屋で簡単にすませてしまう。帰宅後、紀要の印刷を担当する精興社から連絡があり、それを受けてあちこちにメール。明日は前期日程の作業を含め、業務が3つ。入試本体は終わったけれど、春休みにはまだほど遠い感じ。

 読んだ本。
f0091834_22271368.jpg●金石範『1945年夏』(筑摩書房)
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by sarutasensei | 2013-03-05 21:49 | 筆記

洪成潭と黄栄燦。

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 天気の良い春の日曜日。「洪成潭(ホン・ソンダム)5月版画展」を観るため練馬まで。電車とバスを乗り継ぐと、交通費だけでひとり1000円もするようなので、久しぶりに車で出かける。日差しも強く、サングラスをしないと目が痛くなるぐらい。桜はあと数日か。1時間弱で到着。入場料は500円。
 洪成潭の作品は新潟の美術館で観たことがあるけど、版画(左)は初めて。それほど広くはないスペースに、光州事件をテーマとした作品が50点。脈絡はないけれども、台北二二八紀念館に展示されている黄栄燦の版画(右)を思い出した。
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by sarutasensei | 2012-04-01 20:46 | 筆記

無題。

 曇りの日曜日。彼岸も近いというのに暖かくならない。昼過ぎからは雨も。明後日から台湾なので、キャットシッターに来てもらう。人見知りで、知らない人が来るとさっと隠れるうーこなのに、この人だと警戒はしても逃げようとはしない。30分ぐらいかかった打ち合わせの終わりには、しっぽをぴーんとたててすり寄ってくるぐらい。マタタビでもしのばせているのかしらん?ちなみにこのシッターのHPの「お客様の声」には、うちの子うーこも登場してる。

 籐の椅子でうとうとしながら金石範の『過去からの行進』を読み終わる。結末は予想外というか予想できないというか。続けて小田実の『オモニ太平記』を読み始める。
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by sarutasensei | 2012-03-18 20:55 | 筆記

眠い日。

 気がつけば10時前。耳元で大声で鳴いたうーこに起こされた。昨日、夜更かししていたとはいえ、せっかくの日曜日なのに。それでもうーこが鳴かなかったら、まだ寝ていたはず。

 遅い朝食の後、最近買った寝袋に湯たんぽを仕込み、姜信子の本を読んでいたらまたもや眠くなる。寝たり起きたりを繰り返し、4時頃に自転車で買い物へ。まずはロージナで昔ふうナポリタン。その後、増田書店で文庫と雑誌。藤澤清造は、龜鳴屋の『藤澤清造貧困小説集』ぐらいしか読んでいないけれども、なかなか面白かったので。

●西村賢太編『藤澤清造短篇集』(新潮文庫)
●ドナルド・キーン『日本人の戦争-作家の日記を読む』(文春文庫)
●『現代思想-大震災は終わらない』(青土社)

 西友で買い物をし、富士見通りでコーヒーとパンを買って帰宅。まったくベンキョウもせず、ダラダラと過ごした一日。明日は博士課程の面接なので寝坊はできない。
 
 読み終わった本。テーマは「漂泊」。
 f0091834_2240875.jpg●姜信子『追放の高麗人-天然の美と百年の記憶』(石風社)

 記憶を語り、聞くということについて、印象的な箇所をメモ。
 思うに、記憶を語る人びとというのは、過去の出来事をただ過去のこととして語っているのではありません。これまでとは違う未来へと足をふみだすために、今ここで語りおくべき物語として、記憶は語り出されている。そして、語り出されるその記憶に耳を傾けるということは、聞き手によっては、単に語り手の過去の思い出を受け取るということにとどまるものではない。「聞く」とは、今、ここから、語り手とともに未来に向かって足を踏み出そうという身構えでもあります。裏を返せば、その身構えなしには、「聞く」べきではない。そう、記憶を語り、聞くことで、語り手と聞き手は未来に対する共犯関係を取り結んでいるのです。抜き差しならぬ関係。その自覚と覚悟なしには、踏み込むべきではない関係。(p.94)

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by sarutasensei | 2012-03-04 22:53 | 読んだ本
 暖かい土曜日。南武線と京王線を乗り継いで駒場へ。「コリアン・ディアスポラの記憶を手繰る-『犠牲の状況』を超えて」を聞きに行く。明大前から井の頭線に乗り換えたのだけれど、本を読んでいるうちに終点の渋谷まで行ってしまった。読んでた本は ↓ 。まさかその直後にシンポの会場で、著者に再会するとは思いもしなかった。

f0091834_11537.jpg●姜信子『今日、私は出発する-ハンセン病と結び合う旅・異郷の生』(解放出版社)

 印象的な箇所をメモ。
(前略)私はね、ハンセン病になったからこそ、愛生園に収容されたからこそ、つくづくと朝鮮人である自分を意識したのよ、骨身に染みて差別というものを知ったのよ、ハンセン病療養所の朝鮮人だったからこそ、ハンセン病が植民地の病であることにも気づかされたのよ。
 なるほど、敗戦によって植民地の民であることをうやむやに取り消された青年泰九は、戦前も戦後も変わることなく〈非-国民〉が囲い込まれて生きる〈非-日本〉であったハンセン病療養所(国内植民地といってもよい)で、ようやく自身の病の本質に触れたのですね、日本という国が病み、日本人が病み、沖縄人も病み、朝鮮人である自身も病んだ、目にも明らかなハンセン病のそこに潜む、目に見えぬ病。植民地という病。(中略)

 植民地という近代空間は何かを切り捨て、何かを見えないようにすることで成り立つ。そんな詩人の気づきがここにはあります。植民地を産み出した日本の近代とは、「ライ」を、「朝鮮」を、弱いもの遅れたものを切り捨てることで形作られたと、植民者の息子である詩人は深く恥じ入ります。植民地という現象を近代の病としてとらえ返す詩人は、それを象徴的に「非ライを病む」と言います。(pp.158-160)
 
 この「詩人」とは、村松武司のこと。村松の(『海のタリョン-村松武司著作集』、皓星社)は先月ヤフオクで落札したばかり。
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by sarutasensei | 2012-03-03 23:53 | 読んだ本

『絞死刑』。

 久しぶりに暖かい一日。昼前にガッコウ。今朝の台灣研究平台通訊で、『臺灣文獻』の最新号についての紹介があり、別冊に「昭和10年震災公館庄殉難者記念碑」和「詹德坤墓碑」:苗栗縣公館鄉大坑村拓碑後記」という文章が掲載されているのを知る。もちろん「君が代少年」のオハナシ。

f0091834_2241544.jpg●大島渚『絞死刑』

 なんかオベンキョする気が起こらず、ガッコウで借りたDVDを観た。1968年に公開されたもの。刑場に掲げられた巨大な日の丸がなんとも不気味。「R(李珍宇)」を演じた尹隆道って、晩聲社の社長だったのか。
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by sarutasensei | 2012-02-24 22:28 | 見た映画(など)

無題。

 授業は金曜日からだけれども、今日で冬休みは終わり。新年になってからはほとんど外出もせず、家で本を読んで過ごした。
 ほるもん文化編集委員会が1995年に刊行した『在日朝鮮人民族教育の行方』(新幹社)を斜め読み。朝鮮学校の運営や教育内容に、かなり批判的な発言が多いのが印象的。1955年の映画『朝鮮の子』の舞台となった枝川については、昨日読んだばかりの『東京から考える(NHKブックス )のなかで北田暁大が言及していた(pp.217-218)。

 読んだ本。
f0091834_16591281.jpg●尾崎秀樹・前田愛・山田宗睦『現代読者考』(日本エディタースクール出版部)

 ずいぶん前に読んだ『明治メディア考』みたいなものかと思ったのだけれど、期待はずれ。さすがに前田愛はところどころで面白い発言をしているのだけれど。
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by sarutasensei | 2012-01-03 17:22 | 読んだ本

無題。

 元旦。昨日の夜、遅くまで起きていたこともあって、目が覚めたのは11時過ぎ。やれやれ。部屋でごろごろと本を読んでは寝、起きては本を読み、一日を過ごす。正月だしね。

f0091834_21591131.jpg 読んだ本。
●金賛汀『非常事態宣言1948-在日朝鮮人を襲った闇』(岩波書店) 
 1948年の「阪神教育闘争」がテーマ。済州島四・三事件など、同時期の朝鮮をめぐる国際情勢や、在日朝鮮人(や台湾人)の国籍問題との関わりも指摘されている。
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by sarutasensei | 2012-01-01 22:14 | 読んだ本