アカコの備忘録。


by sarutasensei
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

タグ:文学 ( 131 ) タグの人気記事

家で。

 うーこが布団の上で丸くなって寝ているので寝返りを打てず、熟睡感なし。同居人は早々と仕事に行った。今日は自宅でオベンキョをすることにして2階に籠もる、はずが、うーこがにゃんにゃん鳴いて相手をさせられる。普段なら昼前には寝ているはずなのに、今日は夕方まで歩き回っている。

f0091834_22193712.jpg

 椅子で丸くなって、ブラシをかけられているところ。気持ちよかろうて。

 今日の作業は林熊生論の書き直しのため、植民地と国籍法についての本を読むこと。いろいろ新しい発見はあるけれど、台湾の部分に関しては大きく書き直す必要はなさそう。

 夕方、川村湊の本を十数年ぶりに再読。
f0091834_2224226.jpg●川村湊『満洲崩壊-「大東亜文学」と作家たち』(文藝春秋)

 この本、川村の植民地文学論のなかで、いちばん面白いと思ったもの。『図書新聞』に掲載された池田浩士のコメント切り抜きも出てきた。印象的な箇所を引用。
 川村湊がきりひらいてきた新しい地平のもうひとつは、植民地支配や侵略戦争という歴史的事実を「悪」として確認することを前提としかつ結論とする-という研究パターンから、植民地文学論を解放したことである。これはなにも、日本の植民地支配にも認められるべき良い側面があったとか、あの戦争は侵略としてのみとらえるべきではないとかいうような(「のみ」だけなどというものがこの世に存在しないのは当たりまえのことだ!)、心情も感性も脳味噌も腐り果てた「自由主義史観」主義者たちの言説と、川村湊の仕事が共通点をもっている、という意味では断じてない。そうではなく、たとえばある作家のある作品を、それが一目瞭然のやりかたで日本による植民地支配の現実を告発し批判していないからといって全否定するのではなく、それが書かれ読まれた当時の現実や作者の視線を想像力によって追体験しつつ、当時の限界のなかでそれを一歩でも半歩でも踏み越えようとする文学表現の試行と可能性を、作品そのものから読みとる-という観点が、そしてまたそのような試みの稀薄さと既成性への屈服を、作品の弛緩との具体的な関連にそくして批判する観点が、川村湊の植民地文学論もなかで模索されてきたのである。(『図書新聞』no.2367)

[PR]
by sarutasensei | 2013-03-14 22:36 | 読んだ本

連チャン。

 昨日に引き続き、今日も研究会。中央線と井の頭線を乗り継いで、渋谷で開催された「満洲国」文学研究会に初めて参加した。
 関心があったのは「昭和十年代の芥川賞と「外地」」。朝鮮文学からのアプローチで、レジュメもとても充実していた。最近、植民地期の朝鮮文学に関する研究報告を聞く機会が増えたのは嬉しい。台湾だけを対象としていたのでは見えてこない問題があるものだし。

 O老師も京都から参加していたのだけれど、2週間後にはまた会うので、打ち上げには行かなかった。駅前のカルメンで同居人と待ち合わせ、トンカツとビールの夕飯。
[PR]
by sarutasensei | 2011-05-15 22:30 | 筆記

未読本ばかり。

 午後から研究会。50年代の台湾「通俗」文学と貸本屋、そして60年代の瓊瑶の登場まで。アカコのまったく知らないことばかりで、とてもおもしろかった。
 日本の貸本についてはこの本を持っているけれど未読。蘇偉貞の『租書店的女兒』も積んだまま状態。瓊瑶の小説も読んだことがない。ampで翻訳本を5冊注文。読んでおくべき本をどれだけ読んでいないか。プチ自己嫌悪。
[PR]
by sarutasensei | 2011-05-14 23:46 | 筆記

無題。

 午後から大雨だというので、歩いてガッコウへ。途中、大学通りの本屋に立ち寄る。ずっと待っていた山田稔の新刊が1冊だけ入荷。この散文選、「生存者の悲哀」以外は読んだものばかり。それでもいいのだ。

 買った本。
●『別れの手続き-山田稔散文選』(みすず書房)
●佐藤泰志『きみの鳥はうたえる』(河出文庫)
●小坂井敏晶『増補 民族という虚構』(ちくま学芸文庫)

 紀伊國屋でおにぎりといなり寿司を買って研究室着。
 午後はずっと授業の予習。来週、頼和の小説について初めて話すので、今のうちから準備をしておかないと。頼和とか楊逵の作品はどうも苦手意識があって、これまでほとんど扱ったことがない。今年は『講座 台湾文学』をテキストにしているので、そのうちに楊逵もやらなければならないのだけれど。

 夕飯はいんでぃ庵の野菜カレー。マロニエのロールケーキをお土産に。
[PR]
by sarutasensei | 2011-05-12 22:21 | 買った本

寒い日。

 寒い日。今日は片づけなければならない事務的な作業がたくさん。
 まずは清華大学に海南島論文の要旨(日本語・中国語)とキーワードを送ってしまう。次は今年度の科研費の最終的な調整。明日までに残額をゼロにしなければならないので、最後は赤鉛筆2本とクリップ1個を購入。それにしても事務処理のやり方は、ガッコウによってずいぶん違うものだなあ。

 月末の人間ドックで胃カメラ検査を申し込んだので、事前の血液検査のために立川まで出かける。せっかく立川まで来たので、オリオン書房で本を2冊。

●フランコ・ベラルディ(ビフォ)『NO FUTURE-イタリア・アウトノミア運動史』(洛北出版)
●梅田百合香『甦るリヴァイアサン』(講談社選書メチエ) 
[PR]
by sarutasensei | 2011-01-06 21:23 | 買った本

ちょうど20年。

 bk1と三月書房に注文していた本が届く。
●佐藤泰志『海炭市叙景』(小学館文庫)
●『インパクション176号:これは医療なのか』(インパクト出版会)
●山田稔『マビヨン通りの店』(編集工房ノア)

 「海炭市叙景」はクレインの作品集で読んだけれども、映画化記念にもう一度読み直したくなった。今年の6月に函館に行ったので、「海炭市」の風景がイメージできて嬉しい。函館市文学館に展示していた佐藤の原稿、ものすごく癖のある字体だった。
 佐藤泰志が自殺したのは、ちょうど20年前の1990年10月10日。わずか41歳で。

 夕飯は国分寺のでめてるに行ったのに開いてない。近くのフジランチで、ピーマンの肉づめ定食を食べた。美味。
[PR]
by sarutasensei | 2010-10-11 20:54 | 買った本

無題。

 昼前に自転車通勤。東向きのアカコの研究室、普段から天気の良い日は午前中から暑いのだけれども、今日の温度は33.6℃。いくらなんでも暑すぎやろ。
 午後は修士論文の構想発表会を5時半まで。懇親会には参加せず、研究室で仕事をしてそそくさと帰宅。

 数年ぶりに再読した本。次は作品集『チョッパリ』を収めた第4巻を読む。
f0091834_15364790.jpg●『小林勝作品集 1 』(白川書院)

 買った本。
●大岡昇平『成城だより(上・下)』(講談社文芸文庫) 
[PR]
by sarutasensei | 2010-07-23 21:33 | 筆記

無題。

 昨日は新しく始める研究会の打合せのためにガッコウへ。植民地期の台湾大衆文化についての研究会なんて、沖縄では考えられなかったものな。1年半という期間限定だけど、かなり楽しみ。
 今日は午後に車で買い物に出たほかは、基本的に家で休息。軽い文庫本を読んで過ごす。

 ampとジュンク堂から1冊ずつ本が届く。由良君美は、文庫になった『先生とわたし』をようやく読んだので。『photographers' gallery press』は、橋本一径「パスポート写真論」を読むために。アカコの一番新しい論文は、偽造パスポート論だし。

●由良君美『言語文化のフロンティア』(講談社学術文庫)
●『photographers' gallery press no. 9』(photographers' gallery)
[PR]
by sarutasensei | 2010-07-04 20:28 | 筆記

感慨。

f0091834_14143226.jpg●ドストエフスキー『貧しき人々』(光文社古典新訳文庫)

 4月も半ばだというのに寒い日々。沖縄では出番のなかったこたつが、十数年ぶりに大活躍。
 で、こたつに首までもぐったまま、新訳の『貧しき人々』を読む。高校時代に読んだのは、新潮文庫の木村浩の訳文。久しぶりに読み返してみたら、主人公のマカール・ジェーヴシキンが47歳だというのには驚きましたね。昔はオジイだとおもっていたのだけれど、今のアカコと差不多じゃありませんか。
[PR]
by sarutasensei | 2010-04-16 14:21 | 読んだ本

無題。

 週末は、ふらっと入った古本屋で文庫を物色。中公文庫をいろいろ買った。

f0091834_12421735.jpg●今江祥智『雲を笑いとばして』(理論社)
 20年近く前の本を再読。作品中の「先生」のモデルは新村猛

 関西ことばで書かれた小説を続けて読みたくなって、ほったらかしにしていた岩阪恵子の『淀川にちかい町から』を読み始める。
[PR]
by sarutasensei | 2010-04-05 12:48 | 読んだ本