アカコの備忘録。


by sarutasensei
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ナシクズシの破滅。

 昨日は野草。編集を担当している号の最終校正だったので久しぶりに参加。民博研究会のおかげで大阪にはここんとこ何度か行っているのだけれど、京都は本当に久しぶり。ずいぶん早く着いたので四条の禁煙イノダで昼食をとり、ジュンク堂で時間つぶし。タイトルだけは聞いていた藤原辰史の『ナチスのキッチン』(水声社)、たしかに面白そうだけど一割引になる生協で注文することにする。で買ったのは一冊だけ。
●赤尾光春・早男貴紀編『ディアスポラの力を結集する』(松籟社)

 研究会の二次会は「静」。京都で特に行きたいところもないので、早めにチェックアウトし、早々に帰宅。新幹線でうとうとしながらも、持って行った本を読み終える。
f0091834_17181963.jpg●山本昭宏『核エネルギー言説の戦後史 1945-1960』(人文書院)
 武田泰淳が「東海村見物記」(『中央公論』1957.7)なるユルイ文章を書いていたのを知った(p.190)。あと第五福竜丸の被曝を受けて清水幾太郎が書いた文章をメモ。
第三に、ビキニの事件は、ナシクズシのヒロシマを意味する。(中略)破滅の自然的過程は、三月一日の遙か以前に開始されて、人類は日一日とこの過程に深く巻き込まれている。今日は昨日より深く、明日は今日より深く。(中略)人類は、地球上の至るところで、少しずつ、ナシクズシに破滅して行くのである。(p.136)

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by sarutasensei | 2012-06-25 17:31 | 読んだ本

年末。

 年末。昨日は有楽町まで王兵の『無言歌』を観に行った。反右派闘争で上海から甘粛に送られてきたという設定の人物だったら、もっと上海語なまりで話すんじゃないかなあ。この手の映画を観ると、どうしても賈植芳老師のことを考えてしまう。

 今日は吉祥寺まで年末の食材を買い出しに行こうかと思ったけれど、近場の立川に変更。駐車場も思ったほど待たずに入ることができた。食材だけを買って早々に引き揚げる。

 この冬休みは朝鮮についての本を買い、読んでいるところ。今日読み終わったのは新刊の金時鐘論。ハイネとのつながりを論じたところがいちばん面白かった。あと浮島丸事件も。
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●細見和之『ディアスポラを生きる詩人 金時鐘』(岩波書店)

 来年、東京の出版社から「金時鐘コレクション」が刊行されるとのことだけれども(p.36)、もしかして藤原書店?。だとすればかなり高価なものになりそう。
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by sarutasensei | 2011-12-30 21:02 | 筆記

無題。

 今年の授業は昨日で終わったのだけれど、昼過ぎに短時間の打ち合わせのためガッコウへ。用事をすませ、すぐに帰宅。複数の引越業者に見積りをだしてもらうことになっているので。同じ町内への移動だし自転車でも4分の距離。2トントラックを2往復すれば運べるとのことで、思ったより安くすみそう。

 それにしても人見知りをするうーこ。知らない人が入れ替わり立ち替わりやって来たというのに、押し入れに飛び込んで、そこから様子をうかがっている。以前はもっとパニックになっていたことを思えば、ずいぶん成長したのかしらん。ちょっと寂しい気もするけれど。

 他人と何かを交渉するというのはそれだけで気疲れするもので、食事を作る気力もなく、久しぶりに国分寺のでめてるで夕飯。おいしい料理を食べ、外の空気を吸ったら気分も晴れた。

 Amazonに注文していた筧先生の新刊が届く。所々に挿入されている関西弁の会話、先生の口調を思い浮かべながら、思わず声に出して読みたくなる。
●筧文生『長安 百花の時』(研文出版)
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by sarutasensei | 2011-12-21 21:53 | 筆記

言葉と戦車、2題。

 7時に起きて渋谷へ。イメージフォーラムに映画を観に行く。

●翰光『亡命
 昨日がちょうど事件から22周年。あのときアカコは大学院生だった。

f0091834_22233354.jpg 渋谷で雨傘を買ったり本屋をのぞいたりした後で、ジョセフ・クーデルカの『プラハ1968』を観るため恵比寿の東京写真美術館へ。ソ連の戦車部隊に抵抗するプラハ市民の姿が、天安門事件とダブって見える。これも言葉と戦車。

 打ち上げはビヤステーションでヱビスビールをたらふく飲んで帰宅。休みの日らしい過ごし方だった。満足。
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by sarutasensei | 2011-06-05 22:21 | 見た映画(など)

OHINA様。

 『跳舞時代』論の念校と執筆者紹介をメールでやりとり。この編集者、仕事が早くてしかも丁寧。こちらが気がつかなかった誤字その他、どれだけチェックしてもらったことか。
 それにしても今回のやりとりで初めて執筆者の顔ぶれが分かった。この本は基本的に台湾人映画監督・映画研究者による論文集だったのね。日本側の文章はアカコと、同じガッコウのTさんのものだけ。それならいっそのこと、アカコたちのも省いた方が、論文集としてのまとまりがあると思うけど。

 書虫に注文していた本が届く。郵便受けに入っていた「郵便物等お預かりのお知らせ」欄に記載された差出人は「OHINA」様。実際の差出人は北京の「四季書店」。どこでどう間違ってお雛様になったのかしらん?
●『舒群代表作-没有祖国的孩子』(華夏出版社)
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by sarutasensei | 2011-05-31 22:12 | 買った本

渋谷で。

 家にいても寝て過ごしそうなので、渋谷へ。昨日よりずっと冷え込むという天気予報は大はずれ。
 ユーロスペースでクラウディア・リョサの『悲しみのミルク』を観る。ペルー映画は初めて。ここんとこ太田昌国の文章を続けて読んでいるので、南米の映画を観たくなった。

 映画の後は、東急本店のジュンク堂で買い物。
●代田智明『現代中国とモダニティ-蝙蝠のポレミーク』(三重大学出版会)
●『Jun Cture 02:【特集】情動/主体/文化』(名古屋大学大学院文学研究科附属日本近現代文化研究センター)

 『現代中国とモダニティ』は書き下ろしではないけれど、未読のものがほとんど。普段、中国関係の雑誌をいかに読んでいないかってことだな。『飇風』に掲載された丸山昇論、伊藤虎丸論から読むつもり。それにしてもこの装幀、もうちょっとなんとかならないものか。
 『Jun Cture』の方は、黄氏鳳姿論、豊島与志雄と戦時期上海論、日本統治期の上海バレエ論、戦時期朝鮮の「国民文学」論などなど盛りだくさん。

 夕飯はつばめグリルで。ロールキャベツとソーセージに黒ビール。なかなか充実した日曜日だった。
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by sarutasensei | 2011-04-17 21:42 | 見た映画(など)

督促。

 先月末が〆切りだった「跳舞時代」論、おとといようやく再開したのだけれど、いつも通りの亀の歩み。今日も昼前からガッコウでちまちまと進めていたところ、原稿督促のメールが来た。
 授業開始が2週間延びたので、来週も春休みのようなものとはいえ、新入生とのガイダンスも教授会もある。でもなんとかあと一週間で目星をつけたい、というのは楽観的過ぎか。

 買った本。大学生協で。今日は珍しくは中国・台湾ものばかり。でも、「跳舞時代」が終わるまではオアズケ。

●小野寺史郎『国旗・国歌・国慶-ナショナリズムとシンボルの中国近代史』(東京大学出版会)
●王育徳『「昭和」を生きた台湾青年』(草思社)
●王徳威『叙事詩の時代の叙情-江文也の音楽と詩作』(研文出版)
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by sarutasensei | 2011-04-08 23:03 | 買った本

「世代」論。

f0091834_21381973.jpg●藤井省三『魯迅-東アジアを生きる文学』

 計画停電が回避された休日、いつも以上に遊びたがるうーこをなだめながら、買ったばかりの『魯迅』を読む。
 おもしろかったのは第8章。シンガポールの魯迅受容については、もっと論じて欲しかった。
 でも許広平(27歳)と魯迅(44歳)の恋愛を論じた箇所はどうかな?「その彼女が魯迅のような二世代近く年長の既婚男性との恋愛・同棲のパートナーとなったばあい(後略)」(p.108)というけれど、1世代はおおよそ30年だから、「二世代近く」には当たらないのではないかしらん。
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by sarutasensei | 2011-03-21 21:44 | 読んだ本

未来新聞?

 今日は博士課程の入試。アカコの担当は午後からなので、昼前にガッコウ着。面接の空き時間に、『戦時期朝鮮の転向者たち』を読む。

 大学生協に注文していた本が届く。
●玉井真理子・大谷いづみ編『はじめて出会う生命倫理』(有斐閣)
●池田玲子『「帝国」の映画監督 坂根田鶴子-『開拓の花嫁』・一九四三年・満映』(吉川弘文館)
●山本武利『朝日新聞の中国侵略』(文藝春秋)

 遅くなったので、近所のベジ台湾料理の店で夕飯。料理を待つあいだに買ったばかりの山本武利の本をぱらぱらとめくっていたら、こんな箇所を発見。
 関東軍のメディア工作は他の軍隊に比して目立たなかった。それは満州事変の終息が早く、満州国樹立謀略の実行期間が短かったこと、他の地域に比べ目立たぬ中国東北部に限定されたものであったこと、比較的に宣伝・宣撫活動が奏功したことなどによって、リットン調査団報告提出以降も、国際的に満州は注目されることは少なかった。盧溝橋事件はまもなく第二次上海事変を誘発させた。満州に比べてはるかに目立つ国際都市上海への戦火の拡大で、日本軍の侵略行為は世界から注目され、一斉に非難をあびた。中国人からの抗議も街に氾濫するようになった。1934年1月28日の『上海毎日新聞』によれば、「中国宣伝局認可」と書きならべた荒唐無稽の宣伝画報や「日本の中国侵略史」と題する写真入り書籍が店頭に並んでいたため、日本領事館ではこれらの出版物を詳細に調査した上、中国当局に対して厳重なる抗議取締りを要求した、とある。
(pp.23-24)

 1937年の第二次上海事変に対する中国人の抗議が、どうして1934年の新聞に載るんかね?
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by sarutasensei | 2011-03-08 23:15 | 買った本

我晕。

●相原茂『ふりむけば中国語』(現代書館)

 2009年に中国の小中学生の間で一番流行った言葉は「晕yūn」なのだそうだ(p.139)。こういう使い方は知らなかったけれども、2位の「有没有+VP」形式は、アカコもよく使う。「南方方言臭さ」とあるように、台湾では普通に耳にするからだろう。
 ところで柳条湖事件に言及したところで、「瀋陽を中心とした黒竜江省」(p.22)とあるのには、「我晕」。← こんなふうに使うのですね。
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by sarutasensei | 2011-02-19 22:10 | 読んだ本