アカコの備忘録。


by sarutasensei

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本をいただく。

※入試、しんどかった~。ここんとこ、本を読むような時間、まったく取れず。

 昨日のキョウジュカイの後に、心に決めたことが2つ。子どもっぽいと思われるだろうが、断然実行する。
 あ、といってもぜんぜん過激なことではありませんよ。むしろ、とっても礼儀正しいことを、ずうっとやり続けようってだけの話。もうひとつは、ある意味で「リハビリ」ですね。

 乾杯! 今度逢った時にはもっと狂暴でありますように
 これも、2月28日の歌だったのだな。

 池上貞子さん・三木直大さんから詩集の翻訳をいただく。
●池上貞子編訳『契丹のバラ-席慕蓉詩集』(思潮社)
●三木直大編訳『乱-向陽詩集』(思潮社)
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by sarutasensei | 2009-02-28 21:45 | 筆記
f0091834_2294281.jpg●『上野英信集-戦後文学エッセイ選12』(影書房)

※図書館で借りた本を読了。
 アカコが初めて上野英信の本を手にしたのは、大学3回生の冬のこと。京都駅南口のアバンティにあった本屋で、径書房から刊行が始まったばかりの『話の坑口』を買った。上野英信というよりも、『はじけ!鳳仙花』の著者である富山妙子の装幀に惹かれてだったけど。

 だから全5巻の著作集を読んだのは、もう20年以上前のことになるのね。久しぶりに「戦後文学」らしいエッセイを読んだら、もう一度読みたくなった。『上野英信と沖縄』とか『眉屋私記』などは、20年間積みっぱなしだしな。

 「遠賀川」のなかに引用されている『筑豊鉱業頭領伝』には、明治以後も変わらない坑夫に対する露骨な偏見と蔑視について、次のような一文があるという。
 明治初年より十五六年頃迄の坑夫の多くは、日本内地に於ける生蛮とも云ふ可きものにして、普通良民は殆ど同胞を以て之を見ず(p.85)
 『筑豊鉱業頭領伝』は1902年に刊行されたもの。この頃までに「日本内地に於ける生蛮」みたいな表現が、リアリティをもって受け止められるようになっていたことになる。

※帰宅途中の本屋で文庫・新書を何冊か。
●マルセル・モース『贈与論』(ちくま学芸文庫)
●有吉佐和子『日本の島々、昔と今。』(岩波文庫)
●加藤周一『私にとっての20世紀 付 最後のメッセージ』(岩波現代文庫)
●森鴎外『青年』(新潮文庫)
●土佐昌樹『アジア海賊版文化-「辺境」から見るアメリカ化の現実』(光文社新書)
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by sarutasensei | 2009-02-24 22:40 | 読んだ本

夏日の過ごし方。

※湿度が高いと思ったら、今日は26℃の夏日。ガッコウの廊下など、水を撒いたかのように湿気でびちゃびちゃしてるし。

 静かな研究室で読書三昧。王櫻芬の『聽見殖民地』(國立台灣大學圖書館)に疲れたら、イ・ヨンスクの新刊を眺めたり、それでも眠くなったら図書館に行って上野英信の本を借りたり。

 ampで本が1冊届く。
●木村聖哉『添田唖蝉坊・知道-演歌二代風狂伝』(リブロポート)
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by sarutasensei | 2009-02-23 20:58 | 筆記

1冊以外はみな古本。

●徐勝『だれにも故郷はあるものだ-在日朝鮮人とわたし』(社会評論社)
●コリン・ウィルソン『世界犯罪百科(上・下)』(青土社)
●細川周平『シネマ屋、ブラジルを行く-日系移民の郷愁とアイデンティティ』(新潮選書)
●中村智子『『風流夢譚』事件以後-編集者の自分史』(田畑書店)
●『イクタコウサク』(騎虎書房)
●田宮虎彦『銀心中』(新潮文庫)
●中井英夫『銃器店へ』(角川文庫)
●マーク・トウェイン『マーク・トウェインのバークレスク風自叙伝』(旺文社文庫)

※徐勝の本をamazonで買ったほかは、みんな古本。ampやちはや書房で購入。
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by sarutasensei | 2009-02-21 22:36 | 買った本
f0091834_2131828.jpg●牧原憲夫『文明国をめざして 日本の歴史-幕末から明治時代前期』(小学館)

※福沢諭吉(ふくざわゆきち)とルビがついているぐらい、読みやすさを追求したシリーズ。おかげで幕末史には疎いアカコでも楽しく読めた。
 例えばこんなとこ。

 要するに、お上に仁政を求めず、富者に徳義を求めず、神仏に現世利益を祈らず、乞食や障碍者のような弱者は追い払い、祭りがなくともひたすら勤勉に働き、誰の厄介にもならない「独立」した「個人」になること、それが文明開化というものなのだった。(p.124)
とか
 文明化のなかで、皮革業や肉食を口実にした差別は通用しなくなったが、同時に「清め」の聖性も否定された。そして、「穢れ」は「不潔」に置き換えられ、差別の結果である貧困・不潔・無知・怠惰といった反文明的状態が、あたかも固有の資質であるかのような言辞さえ生み出された。出自が異なるといった一種の「人種」論によって差別を固定化し正当化する意識も強められた。(p.166)
とかも。

 牧原は福沢諭吉の『学問のすゝめ』から印象的な一節を引用している。
 己が無智をもって貧究に陥り飢寒に迫るときは、己が身を罪せずして妄りに傍らの富める人を怨み、甚だしきは徒党を結び、強訴一揆などとて乱妨に及ぶことあり。恥を知らざるとや言わん。(p.124)
 近頃はやりの「自己責任」論の先駆って、こんなところにあったのですね。

 あと、可笑しかったのが、大日本帝国憲法発布(1889年)の際に登場した「天皇陛下万歳」について。文部大臣だった森有礼は、「奉賀(ほうが)」という言葉を提案したものの、これを連呼すると「ホーガーァホーガー」となり、「阿呆が」と聞こえてしまうというので、「バンザイ」になったというオハナシ(pp.332-333)。う~ん、なんだか残念。
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by sarutasensei | 2009-02-20 21:26 | 読んだ本
●宮崎聖子『植民地期台湾における青年団と地域の変容』(御茶の水書房)
●西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(理論社)
●大塚健洋『大川周明-ある復古革新主義者の思想』(講談社学術文庫)
●加藤周一『高原好日-20世紀の思い出から』(ちくま文庫)
●若林幹夫『増補 地図の想像力』(河出文庫)

※大学生協で購入。マルセル・モースの『贈与論』が欲しかったのに、ない。くそう。

●黒沢隆朝(梅田英春編)『東南アジア音楽紀行』(大空社)
 こっちはamazon。

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 あと、『高田渡、旅の記録(上)』も買った。
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by sarutasensei | 2009-02-19 18:30 | 買った本

人到中年万事休。

f0091834_2152524.gif●山上たつひこ『中春こまわり君』(小学館)

※山田こまわり42歳。そっか、あれから30年も経ったのなら、あべ先生も歳を取るはずだ。

 amazonとジュンク堂から1冊ずつ本が届く。
●E・J・ワグナー『シャーロック・ホームズの科学捜査を読む-ヴィクトリア時代の法科学百科』(河出書房新社)
●陶山幾朗編集・構成『内村剛介ロングインタビュー 生き急ぎ、感じせく-私の二十世紀』(恵雅堂出版)
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by sarutasensei | 2009-02-18 21:15 | 買った本

田仲論文に触発されて。

●金城弘征『金門クラブ-もうひとつの沖縄戦後史』(ひるぎ社)
●川原一之『口伝 亜砒焼き谷』(岩波新書)
●今福龍太『群島-世界論』(岩波書店)
●山上たつひこ『中春こまわり君』(小学館)

※田仲康博の「琉球大学とアメリカニズム」を読んで、すぐさまガッコウ近くの沖縄書籍専門店で『金門クラブ』(古書)を購入。
 1952年に「米留」経験者の親睦団体として結成された「金門クラブ」の初代会長は、琉大教授の亀川正東。

 今福龍太と山上たつひこは、amazonで。
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by sarutasensei | 2009-02-17 22:14 | 買った本
f0091834_2127817.jpg●鳥山淳編『沖縄・問いを立てる 5 イモとハダシ-占領と現在」』(社会評論社)

※太ももの裏側の筋肉痛はまだ続く。

 鳥山淳さんの編集した論集を読了。鳥山論文や土井智義の「集団就職」論文もよかったけど、アカコにとっては田仲康博の「琉球大学とアメリカニズム」が一番面白かった。

 復帰前の琉大では、学生のなかにスパイがいたという話は聞いたことがあったけれど、この論文を読むとコトは構造的な問題なのだということが理解できる。
 1950年の開学から1年後に公布された、米軍の民政布告第三十号「琉球大学基本法」には、大学設立の目的として、
軍事占領の目的に沿って、民主主義国家の自由を増進するために、琉球諸島の成人に一般的情報教育を普及すること
が明記されているのだという(p.52)。

 米軍が琉大を設立した目的のひとつは、「親米エリート層の育成」(p.54)であり、「米留」もそのための重要な手段だった。「米留試験」にあたっては、「身元調査や思想動向」が調べられているという「薄気味悪い噂」が絶えなかったというけれども(p.57)、それは「噂」だけだったわけではないだろう。

 スパイのご褒美としての「米留」って、あり得なかったのかしらん。だって「軍事占領の目的に沿って」つくられた大学なんだし。そうした「米留組」がやがて沖縄に戻ってきて…。
 世情にうといアカコにしたって、いろんな「噂」を耳にしたけれど、あまりにもヤバすぎてここには書けません。
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by sarutasensei | 2009-02-17 21:57 | 読んだ本

やっぱり筋肉痛。

※朝からやっぱり筋肉痛。これはしばらくあとをひきそう。
 昼前にガッコウに着き、後期の成績を入力。やれやれ、これで今年度の授業関係のオシゴトは一件落着したはず。今年から成績不服申立制度が始まったので、まだ安心するわけにはいかないけれども。

 夕方、事務室のメールボックスをのぞいたら、中国から本が1冊届いていた。
●甘険峰『中国漫画史』(山东画报出版社)

 「批判“胡風反革命集団”的漫画」の部分を読みたかったから購入した。
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by sarutasensei | 2009-02-16 21:27 | 買った本