アカコの備忘録。


by sarutasensei
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知らないことばかり。

f0091834_2017994.jpg●文京洙『在日朝鮮人問題の起源』(クレイン)

※文京洙の本って、これまで2冊読んだけど、ハズレはなかったな。
 岩波新書の『韓国現代史』と、金石範と金時鐘の対談をまとめた『なぜ書きつづけてきたかなぜ沈黙してきたか-済州島四・三事件の記憶と文学』(平凡社)がそれ。

 この論文集も、知らないことだらけ。読んでよかった。

 講和条約発効(1952年4月)によって、最終的に日本国籍から排除された在日朝鮮人や台湾人。講和条約第三条で沖縄を米軍統治下に切り捨てたのと、同じ日なんだね。彼らが徐々に「外国人」化されていく法的な過程が、分かりやすく論じられていた。
 戦後ニッポンが、誰を排除することによって、「純粋なニッポンジン」からなる「平和」で「安定」した「単一民族国家」(!)を構築しようとしたのかが、よ~く分かる。

 あと、1955年の朝鮮総連の結成と共産党の「六全協」を、「相互の不干渉を旨とする「主権国家」もしくは「国民」の原理」(p.150)としているところなんか、アカコには興味深かった。
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by sarutasensei | 2007-08-20 20:33 | 読んだ本