柄谷行人の書評に異議あり。
2007年 04月 16日
●マサオ・ミヨシ他『抵抗の場へ-マサオ・ミヨシ自らを語る』(洛北出版)
※同意できない発言もいくつかあるけれど(例えばp.241、pp.291-292なんか)、やっぱものすごいオッチャンであるのは、確かだな。
「抵抗の拠点としての大学」(p.236)とか、おもしろい観点は盛りだくさん。ずいぶん前に買ってある『オフ・センター』も読まなくちゃ。
非常勤先の図書館で、昨日の『朝日新聞』に掲載された柄谷行人の書評を読んだけど、前半はともかく、最後の部分にすごい違和感。
「「我々日本人」という国民国家を解体する」(p.333)ことの必要性を、マサオ・ミヨシは繰り返し語っていたんじゃないの?このオチは、ナシでしょ?
【4月18日追記】
『朝日新聞』のHPに、柄谷行人の書評がようやく掲載されたので、消されないうちに貼り付けておこうっと。
※同意できない発言もいくつかあるけれど(例えばp.241、pp.291-292なんか)、やっぱものすごいオッチャンであるのは、確かだな。
「抵抗の拠点としての大学」(p.236)とか、おもしろい観点は盛りだくさん。ずいぶん前に買ってある『オフ・センター』も読まなくちゃ。
非常勤先の図書館で、昨日の『朝日新聞』に掲載された柄谷行人の書評を読んだけど、前半はともかく、最後の部分にすごい違和感。
「「我々日本人」という国民国家を解体する」(p.333)ことの必要性を、マサオ・ミヨシは繰り返し語っていたんじゃないの?このオチは、ナシでしょ?
【4月18日追記】
『朝日新聞』のHPに、柄谷行人の書評がようやく掲載されたので、消されないうちに貼り付けておこうっと。
…彼は資本主義的グローバリゼーションの中で、日本学のみならず、アメリカの「人文学」そのものが終わったことを宣告する。と同時に、それを放棄してしまう。もちろん、隠居ではなく、新たな方向に挑戦するためだ。では、かくも絶え間ない、抵抗と移動のドライブは、どこから来るのか。本書は、それが戦中日本における体験に由来することを示唆している。その意味では、この稀有な人物を産み出したのは日本である。
by sarutasensei
| 2007-04-16 22:24
| 読んだ本