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アカコの備忘録。


by sarutasensei
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早く来い来い、冬休み。

●エマヌエル・リンゲルブルム『ワルシャワ・ゲットー』(みすず書房)

※AMPで購入。

 25日の〆切に向けて、ゼミの学生が書きかけの卒業論文を持ち込んでくる。授業の合間にチェックをして返却。
 アカコの専攻では、原稿用紙換算で100枚以上の卒論が必修。ここに勤めて10年以上になるけど、すごくいい制度だと思うな。
 3年生の時点で卒論のテーマを決めて、先行研究を集め、ゼミでの発表を繰り返す。4年生の4月には、専攻全体での中間発表会(専攻の教員・学生あわせて100名前後が参加)があり、論文を書き終わった後でも、同じメンバーによる最終発表会での報告が義務づけられている。まあ、シンプルと言えばシンプル。当たり前と言えば当たり前だけど、今どきここまで卒論に力を入れるところは、たぶん決して多くはないんじゃないかな。ほかの大学のことはよく知らないまま書いてしまうけど。

 満足な卒論を書けずに、留年を選択する学生も、毎年何人かいる(まあ、これは必ずしも誉められたことではないけれども)。
 論文の出来不出来は、人それぞれだけど、レベルの高いものもけっこうあるし、大学院への進学者は、他の専攻に比べるとずっと多いしね。
 
 アカコも、知人に頼まれた論文の翻訳が、学校と家でやっているのに、遅々として進まないし、明日は政治大学に出版用の論文を提出する〆切だし…。たしかに学生ほどせっぱ詰まっているわけじゃあないけれどもね。それでも早く来い来い、冬休み。
by sarutasensei | 2006-12-19 19:18 | 買った本