アカコの備忘録。


by sarutasensei
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多いんだか、少ないんだか。

f0091834_20215886.jpg●平凡社東洋文庫編集部編『東洋文庫ガイドブック 2』(平凡社)

※大月隆寛によれば、東洋文庫はいまだに初版3000部の需要があるそうだ。日本の人口を1億2000万人とすると、40000人に1冊。う~ん、この数字、どんなもんでしょ。まあ、人文関係の専門書は1500から2000部が平均的な初版部数だろうから、それを考えると大健闘といえるんだろうね。あまりの値段の高さに泣く泣く買っている植民地文学の復刻本シリーズは、150部だっていうし。これでもよく売れた方だと、出版社は喜んでいたからなあ。これだと80万人に1冊の割合。
 一方、アカコの老師が台湾で出版する研究書は、だいたい初版が10000部ぐらいだとか。人口は日本の6分の1だから、それを考えると驚異的な数になる。ある時、日本では専門書は1500部ぐらいしか出さないんですよ、出しても売れませんからねって話をしたら、その数字が信じられないようだった。どうして学生が本を買わないのかと、聞き返されてしまった。まったく、ごもっともなのですが…
 大月隆寛も言うように、東洋文庫の読者の主流は60代以上。「このままゆけば、向こう十年くらいの間に間違いなく、東洋文庫は終焉するでしょう」(p.182)、ってさ。せいぜい「終焉」する前に、買いたいものを買い集めて、冬の時代に備えるとするか。とりあえず戸坂潤の『増補 世界の一環としての日本 1』が欲しいなあ。
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by sarutasensei | 2006-07-26 20:39 | 読んだ本