世界に別れを告げる日に。
2006年 06月 01日
もう6月。
学会のコメントのための資料をコピーしたり、病院に行ったり、授業の準備をしているうちに、日付が変わってしまった。はぁ~。
授業の準備で『満洲国各民族創作選集』に収録された「白系ロシア人」の作品を読む。ボリス・ユーリスキーの「断崖」に引き込まれる。子どものころ、バイコフの『偉大なる王』っていう、満洲の虎の話をわくわくしながら読んだけど、バイコフも満洲文学の重鎮だったんだ。
学会のコメントのための資料をコピーしたり、病院に行ったり、授業の準備をしているうちに、日付が変わってしまった。はぁ~。
短い生涯
とてもとても短い生涯
六十年か七十年の/
お百姓はどれほど田植えをするのだろう
コックはパイをどれ位焼くのだろう
教師は同じことをどれ位しゃべるのだろう(中略)/
世界に別れを告げる日に
ひとは一生をふりかえって
じぶんが本当に生きた日が
あまりにもすくなかったことに驚くだろう(後略)
(茨木のり子「ぎらりと光るダイヤのような日」)
授業の準備で『満洲国各民族創作選集』に収録された「白系ロシア人」の作品を読む。ボリス・ユーリスキーの「断崖」に引き込まれる。子どものころ、バイコフの『偉大なる王』っていう、満洲の虎の話をわくわくしながら読んだけど、バイコフも満洲文学の重鎮だったんだ。
by sarutasensei
| 2006-06-01 00:40
| 筆記