アカコの備忘録。


by sarutasensei
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f0091834_22173244.jpg●藍博洲『幌馬車の歌』 (草風館)

※1991年に初めて台湾に行ったとき、映画「悲情城市」の原作という触れこみに惹かれて、出たばかりの原著を買った。2004年に大幅な改版が出て、これはその翻訳。すごく増補されている。出版されたときに買ったのだけどまもなく行方不明になり、最近ようやく本の山から発掘。
 
 藍博洲の作品は、見つければ必ず買うようにしている。最初の単行本『旅行者』に収録された短篇がとてもよかったから。新しいところでは、長篇『藤纏樹』もすごくおもしろかった。誰か翻訳ださないかしら。
 巻末の横地剛の解説を読んでたら、アカコが今論文で四苦八苦している徐瓊二のことがちらっと出てきて、びっくりした(p.258)。そうだよ、彼も1950年に、銃殺された作家だからね。

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人間出版社では、←っていう本を出したみたい。
う~ん、早く台湾に行きたいなあ。論文、早く終わらないかなあ。
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by sarutasensei | 2006-08-31 22:35 | 読んだ本

今日は3冊。

●稲葉振一郎・立岩真也『所有と国家のゆくえ』(NHKブックス)
●坪内祐三『考える人』(新潮社)
●高崎隆治『新潮社の戦争責任』(第三文明社)

※最初の2冊はbk1、あとのはAMP。
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by sarutasensei | 2006-08-30 20:59 | 買った本

変な本。

●串間努『少年少女通販広告博覧会』(河出書房新社)
●『大東亜戦争詩文集』(新学社近代浪漫派文庫)

※amazonで。後の本は、戦時期に出たものだと勘違いして注文。1976年の保田与重郎の序文あり。な~んだ。
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by sarutasensei | 2006-08-29 22:02 | 買った本

平板。

f0091834_21495712.jpg●三木卓『裸足と貝殻』(集英社文庫)

※『砲撃のあとで』の続編にあたる長編。ずっと平板で、それでいて饒舌な語り口。その分、読みやすいといえるのかもしれないけれど、前者の方が圧倒的におもしろい。
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by sarutasensei | 2006-08-29 21:50 | 読んだ本

いろいろ届く日。

●ジョルジュ・ディディ=ユベルマン 『イメージ、それでもなお』(平凡社)
●石川真生 『沖縄ソウル』(太田出版)
●ヴァージニア・ウルフ『病むことについて』(みすず書房)
●ジョン・ハワード グリフィン『私のように黒い夜』(ブルースインターアクションズ)
●『富士正晴集』(影書房)
●エドワード W.サイード 『人文学と批評の使命-デモクラシーのために』(岩波書店)
●加藤典洋 『創作は進歩するのか』(SURE)

※amazonやらbk1やらAMPやら定期購読やら店で買ったのやら。ふぅ~。
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by sarutasensei | 2006-08-28 20:28 | 買った本
f0091834_237485.jpg●井上寿一『アジア主義を問いなおす』(ちくま新書)

※「国益を守りながら、隣国との共存を求めるためには、日本とはどのような国であるのかを説明しなければならない」(p.238)んだって。
 
へ~「国益」ねえ。最近よく使われているようだけど、いったい誰の「益」のこと?普通に考えれば「国家の益」を指すんだろうね。でも「国益」と「私益」が一致する幸福な連中もいるだろうけど、シモジモにとっては全く相反する場合だって結構多いはず。まさか「国民みんなの利益」なんて、そんなうまい話を信じるほど、外交史を研究している著者がナイーブだとは思わないんだけど。まあ学習院の教授ともなれば、「国益=私益」組(所謂「勝ち組」ってやつ)なんでしょうかねえ。
 残念ながら、アカコは「低群」の一員なので、こんな言葉に騙されるわけにはいかないんだな。

f0091834_2374685.jpg●三木卓『砲撃のあとで』(集英社文庫)

※満洲からの引き上げ体験を題材にした連作集。





●富士正晴『帝国陸軍に於ける学習・序』(六興出版)

※『アジア主義を問いなおす』の第4章のタイトルは「侵略しながら連帯する」というものだったけど、そんなの不可能に決まっているさ。
 「侵略」って簡単に言うけれど、現場ではどのようなことが行われていたのかを淡々と書きつづった作品集がこれ。「国益」に反するからなのか、井上寿一は書いていないけれども、徴発・戦時強姦・慰安所などは、戦場のごく「普通」の一齣に過ぎなかった。作品が発表されたのは、1952年から1961年にかけてのこと。慰安所の存在は、近年になって朝鮮・韓国人や中国人、「反日左翼」によって捏造されたものではないことが、よく分かる。
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by sarutasensei | 2006-08-27 23:08 | 読んだ本

まだ書いていた。

●今井修編『津田左右吉歴史論集』(岩波文庫)
●高崎隆治『上海狂想曲』(文春新書)

※高崎隆治って、まだ生きてたんだね。81歳。学生時代、『戦争文学通信』を愛読したものだったけど。
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by sarutasensei | 2006-08-27 23:03 | 買った本

水ぶくれ。

 畳に積んである本をなんとかしようと、ホームセンターをハシゴして、本棚を7本購入。とりあえず1000冊ぐらいは入るかな?これで少しは本が探しやすくなるだろう。それにしてもエレベーターもないアカコの4Fの部屋まで、6往復もしてヘトヘト。文庫・新書用の棚をひとつ作っただけで、指に水ぶくれができた。電動ドライバーが欲しいなあ。明日、体の節々が痛いだろうなあ。
 でも、本棚に文庫本を並べていたら、今書いている論文に必要な、今和次郎の『新版 大東京案内』を発見、嬉しい。
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by sarutasensei | 2006-08-26 23:21 | 筆記

そんなもん、ですか。

●小泉義之『生殖の哲学』(河出書房新社)
●『戦争と性 25 特集:「慰安婦」問題の現在』(「戦争と性」編集室)

※小泉の本は、最近読んだ『「負け組」の哲学』がおもしろかったので。
 『戦争と性』はamazonやbk1では購入できず、ウィメンズブックストアゆうから送ってもらう。ここは京都府庁の近くにあった松香堂書店を引き継いで、大阪府の女性総合センター内にある本屋。 学生時代、京都府庁別館で宿直のバイトをやっていたことがあって、そのころは松香堂に自転車でよく通ったなあ。ミニコミがたくさんおいてあって、おもしろい本屋だった。大阪に移転した後の店には、行ったことがない。
 今回の『戦争と性』、やたら分厚いなあ、と喜んでいたら、「編集後記」を読んで軽いショック。この雑誌の発行部数はわずか700部。なのに毎号300部ほど残ってしまい、資源ゴミに出したこともあるとか。てことは、ちゃんと出回るのって、300部強でしかないんだね。すごくいい雑誌だと思うんだけどな。
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by sarutasensei | 2006-08-25 21:54 | 買った本
f0091834_17193853.jpg●遠藤寛子『算法少女』(ちくま学芸文庫)

※江戸時代の和算を題材にした児童文学。さしえもいいし、おもしろかった。文庫版の「あとがき」の復刊にいたる経緯もいい話。
 だけど、ここにでてくる算法の問題が、解けない…
 たとえば、
-小石を三十まるくならべ、はじめの石を定め、五つめにあたる石をとり、またその次より五つめにあたる石をとりさっていくと、さいごにのこるのは何番目の石か-(p.173)
 まあ、実際にやれば結果は分かるんだろうけど、どうやって考えればいいの?だれか教えて~。
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by sarutasensei | 2006-08-24 17:28 | 読んだ本