アカコの備忘録。


by sarutasensei
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無題。

●小泉義之『病いの哲学』(ちくま新書)
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by sarutasensei | 2006-06-16 23:09 | 買った本

ストレスの悪循環。

●ミシェル・フーコー『フーコー・コレクション 2 文学・侵犯』(ちくま学芸文庫)
●大村彦次郎『文士のいる風景』(ちくま文庫)
●桜井厚編『戦後世相の経験史』(せりか書房)
●村山敏勝『(見えない)欲望へ向けて-クィア批評との対話』(人文書院)

※研究発表の準備のために、読まなければならない資料があれこれあって、一冊の本を読了するペースががくっと落ちた。気の向くままに本を読む楽しさから遠ざかっているために、なんとなく胃がもたれたような、漠然とした重苦しい感じがする。アカコはストレスを買い物で発散するクチなので、読む時間もないのに購入量だけは増え、積んでおく本もまた増加するという悪循環。歪みつつ、日々高くなっていく本の山並を眺めると、またもやストレスが昂進してしまう。買い物依存症って、こんなものかしらん。一番の解決策は、ストレスのもとを断つことなんだろうけれど、発表の後はもっとしんどい論文が待っているからなあ。早く夏休みにならないかなあ。
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by sarutasensei | 2006-06-15 20:43 | 買った本

もう半分も。

 6月になったと思ったら、もうほぼ半分。来週の週末は、研究会の発表のため関西に行くのに、仕事に追われてなかなか準備がはかどらない。この研究会は、準備不足だったり、発表が曖昧だったりすると、ボコボコにされる恐~い研究会なのに。
 今朝は、教育実習に行っているゼミの学生の研究授業を見学するために、不慣れな道を一時間ほど車で移動。それが終わって大学に戻り、学部改組や入試方法の変更についての専攻の会議。3時からは臨時の教授会。珍しく早めに終わってやれ嬉しや、と思ったけれど、その後で明日の満洲文学の予習に4時間ぐらいかかった。まあ、こっちは仕方ないか。
 川村湊の次に、岡田英樹の『文学にみる「満洲国」の位相』を読んでいるけれど、3年生には難しかったかもしれない。でも、満洲文学と台湾文学の類似点と同時に、その違いについても考えさせられて、アカコにはおもしろい本なんだけどね。明日やるところで言えば、戦時期に満洲では国策に沿って、「明るい」作品が求められるけど、台湾でも同じような話があった。台湾人文学者が描く「暗い」作品に対して、それは「糞リアリズム」だ、もっと「明るい」作品を書けと、日本人からプレッシャーをかけられる。「解放」後の中国もそうだけど、権力者は「明るい」作品が好きなのね。
 そう。「国策」で思いだした。前回の教授会で、学部の改組が話題になっているときに、新しい組織ができたら重要なポジションにつくのだろうな、と目されている教員が、「国策を推進するためにも、がんばります」なんて発言をするものだから、眠気がすっとんだ。よっぽどヤジってやろうかと思ったけれど、最近はアカコも少しオトナになったので我慢。今の学部長、とてもいい人だしね。それにしても、「国策」なんて言葉が、揶揄の対象ではなくて、肯定的に使われるなんて、ヒデー時代になったもんだ。
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by sarutasensei | 2006-06-14 23:48 | 筆記

久しぶりにamazonで。

●郭基煥『差別と抵抗の現象学-在日朝鮮人の〈経験〉を基点に』(新泉社)

※amazonの500円引きポイントの交換期限が近づいてきたので、この本を注文。最近、金鶴泳の『土の悲しみ』を惜しみ惜しみ読んでいるので、本屋で見かけたときから、気になっていた。在日朝鮮人に対する「まなざしの壁」を金鶴泳が描いたのが、1969年。
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by sarutasensei | 2006-06-14 21:02 | 買った本
 テレビでサッカーの話題が出るたびに、音を消したり、チャンネルを変えたりしていた。特にNHKのはしゃぎぶりのグロテスクさといったら。こんな愚劣な洗脳テレビ局、さっさと解体してしてまえ!
 それにしても世のヒトビトって、そんなにサッカーに興味あるのかしらん?なかには関心ない人もいるはずだけど、メディアは「愛国者」の映像ばっかり流してるんだよね。チョー、鬱陶しかった。もはや香山リカの、「プチ・ナショナリズム」どころの話じゃないよ。「サムライ」だとかなんだとかの時代錯誤な話題の洪水から免れる唯一の方法は、ニッポンがさっさと負けてしまうこと。とりあえず、初戦はメデタシメデタシ、と。今日は気持ちよく眠れます。
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by sarutasensei | 2006-06-13 00:51 | 筆記

2時間があっという間。

f0091834_2161559.jpg●マルク・ローテムント『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々
※S劇場で。月曜日は会員価格で800円。駐車券も2時間分くれるのでありがたい。先週の『ナミィと唄えば』なんか全然問題にならない、素晴らしい映画だった。
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by sarutasensei | 2006-06-12 20:41 | 見た映画(など)

食傷気味。

f0091834_231370.jpg●柄谷行人『近代文学の終り』(インスクリプト)
※表題作の「近代文学の終り」と萱野稔人のインタビュー「交換、暴力、そして国家」がおもしろかった。『世界共和国』もそうだったけど、柄谷ってこんなに分かりやすかったっけ?それにしても「イロニーなき終焉」のインタビューをしている関井光男、「拍馬屁」にも限度っていうのがあるだろうに。「来るべきアソシエーショニズム」もそうだけど、柄谷の増長ぶりが鼻について、ややげんなり。
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by sarutasensei | 2006-06-12 20:35 | 読んだ本
●貸本マンガ史研究会編・著『貸本マンガRETURNS』(ポプラ社)
※日曜日なのに、(アカコもだけど)みんな行くとこないのね、というぐらい大混雑する郊外型スーパーの中にある本屋に行く。ジュンク堂を堪能したのがつい先日だから、品揃えのショボサが余計嫌になる。まあ、比べる方が間違っているのは承知のうえで、ちょっとは愚痴も言ってみたい。これでもアカコの住む地域では、岩波やみすずの本を置いている数少ない本屋なんだけどなあ。せっかく駐車スペースを見つけてここまで来たんだから、何か一冊ぐらいは買わなくては、みたいな妙な強迫観念もあって、これを購入。
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by sarutasensei | 2006-06-11 22:22 | 買った本

古本が届いた。

●小坂太郎『村の子たちの詩-北方教育・一つの戦後』(たいまつ社)
※今年の大学院の授業は、植民地の綴方が大きなテーマ。北方綴方運動や沖縄の「国語」教育などにも話が流れていく。先日、古本屋のサイトをながめているうちに見つけた本が、今日届いた。
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by sarutasensei | 2006-06-10 23:38 | 買った本
 全然知らなかった。
 先月の31日に、入管行政の改革を検討している、法務省プロジェクトチーム(責任者は河野太郎。自民党の葬祭ならぬ総裁に立候補するらしい)は、総人口に対する定住外国人の上限を3%とする考えを明らかにしたそうな。
 さらに、日系人の在留条件を「定職と日本語能力」に改めることも盛り込んでいる、とか。
 去年、客員研究員を呼ぶために、入国管理局に何度か足を運んだけど、本当に不愉快でサイアクの役所だった。それはさておき、なんで日系人が日本に滞在するために、「日本語能力」を試されなければならないわけ?
 ニッポンジンの血を引いているのなら、正しく美しいニッポンゴを話せってか?
 まあ、『祖国とは国語』なんていうグロテスクな本がバカ売れするご時世ですから。
内容(「BOOK」データベースより)
国家の根幹は、国語教育にかかっている。国語は、論理を育み、情緒を培い、すべての知的活動・教養の支えとなる読書する力を生む。国際派の数学者だからこそ見えてくる国語の重要性。全身全霊で提出する血涙の国家論的教育論「国語教育絶対論」他、ユーモラスな藤原家の知的な風景を軽快に描く「いじわるにも程がある」、出生地満州への老母との感動的な旅を描く「満州再訪記」を収録。

 「出生地満州への老母との感動的な旅を描」けてしまうこの感性が、多くのニッポンジンに受ける秘訣なのでしょうね。
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by sarutasensei | 2006-06-09 23:18 | 筆記