アカコの備忘録。


by sarutasensei
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カテゴリ:読んだ本( 517 )

指紋と司法的同一性。

 7時半起床。寝そべったまま新聞を読み、置いていかれたうーこの相手。午後から会議なので午前中に橋下一経の『指紋論』を読んでしまう。2008年に書いた金関丈夫論に手を入れるので、前から気になっていたこの本だけでも目を通しておこうと。読んだ限りでは、この単行本で書かれていることを論文に組み込む必要はなさそう。指紋と司法的同一性に関しては、渡辺公三の『司法的同一性の誕生』の方がずっと魅力的。

f0091834_21553153.jpg●橋下一経『指紋論-心霊主義から生体認証まで』(青土社)

 鳴いてばかりのうーこを2階におびき寄せ、窓辺の段ボールに誘導。寝たのを見計らって12時半過ぎに家を出、図書館へ。国籍法関係の古い本とクレオール文学について何冊か借りる。1時半から教授会。2時間ぐらいかかったかしらん。部屋を片付け、研究費で買った本を抱えて4時に帰宅。1階の段ボールから、うーこがきっとした目で睨んでる。
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by sarutasensei | 2013-09-10 21:59 | 読んだ本

無題。

 9時起床。二度寝をしてしまった。午前中、普段以上にうーこが鳴いて相手をさせられる。どうしたのかしらん。今日は朝から涼しくて最高気温は26℃。一日エアコンをつけずに過ごす。明日はまた30℃を超えるらしい。
 論文を書いたり、本を読んだりの繰り返しで(と、ここまで書いたところで、うーこが鳴いた)飽きてきたので、3時過ぎに自転車で図書館に行く。20年以上前に読んだ山口泉のシモーヌ・ヴェイユ論をふと読みたくなった。
 帰宅後、ノーマ・フィールドの『天皇の逝く国で[増補版]』(みすず書房)をようやく読了。「後記」の「ジャパン・バッシングについて」が短いけれども印象的。
 夕飯はあり合わせの材料でハムチャーハン。そろそろ冷蔵庫に食材がなくなってきた感じ。明日はガッコウに行ったついでにスーパーにも寄らないと。

 ふと気になって、小学校の時に国語の教科書に出てきた詩を調べてみた。高田敏子の「忘れもの」だった。夏休みの終わりが近づくと、いよいよ切なくなる詩。
入道雲にのって/夏休みはいってしまった
「サヨナラ」のかわりに/素晴らしい夕立をふりまいて

けさ 空はまっさお/木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている

だがキミ! 夏休みよ/もう一度 もどってこないかな
忘れものをとりにさ

迷い子のセミ/さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に/くっついて離れない波の音

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by sarutasensei | 2013-08-25 21:03 | 読んだ本

無題。

 8時起床。ずいぶん前から読み出していたのに、しばらく投げ出していた目取真俊の短篇小説集(『赤い椰子の葉』)を読了。この巻の後半に収録されている作品は、90年代後半に、『小説トリッパー』に毎号のように掲載されていた時のもの。目取真の作品が載らなくなってから、あの雑誌は買わなくなった。

 今日も一日一歩も外出せず論文の続き。だんだん飽きてきて集中力が続かなくなっている。気分転換に立川にでも行こうかと思ったけれど、車を取りに行くのが億劫で断念。夕方はけっこう涼しかったから、自転車でも行けたかもしれない。
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by sarutasensei | 2013-08-17 21:37 | 読んだ本

暑い日。

 8時起床。暑くて目覚ましが鳴る前に目が覚めた。午前中に35℃を突破。あまりの暑さに外に出る気がしない。昨日の夜、ようやく台湾文化論の採点を終え、成績入力もすませたので、今日からようやく夏の宿題に取りかかれる。この夏の目標は論文2本。詹徳坤の美談論と去年の秋に神戸大で発表したものを論文化すること。あとはこれまでの論文を何本か並べ直し、形を整える作業。まずは神戸大で話した看護助手論から。資料集めをしたのが1年近く前なので、まずはすでに作った資料集をもう一度読み直すところから始める。

 夕方、国分寺の浜木綿へ。6時前だというのに弁天通も五日市街道もガラ空き。思ったよりずっと早く到着。

 読んだ本。f0091834_21412553.jpg
●小谷汪之『「大東亜戦争」期 出版異聞- 『印度資源論』の謎を追って』(岩波書店)

 戦後沖縄で独立運動に従事する仲宗根源和が少しだけ登場する。堺利彦との繫がりについては知らなかった。暁民共産党については、遙か昔に丸山昇の山上正義論で読んだことはあるものの、もはや記憶の彼方。
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by sarutasensei | 2013-08-10 21:56 | 読んだ本

再読の日。

 天気のよい一日。6月も下旬だというのに暑くもならず。昨日の夜には、吉祥寺にでも気分転換に行こうと話していたのに、朝から懈くてダラダラしてしまう。金曜日の授業がシンドイので、いつも土曜日の午前中まで疲れを引きずっているのだけれど、今日はとりわけ懈くて眠い。本を眺めては寝、の繰り返し。朦朧とした頭で、ずいぶん昔に読んだ本を再読。

f0091834_21354350.jpg●邱永漢『わが青春の台湾 わが青春の香港』(中央公論社)

 先週の研究会で邱永漢がテーマになっていたので。『邱永漢自選集』は最近古書で買ったので、ぼちぼち読もうと思う。

 眠さを堪えつつ次は若林正丈の『台湾の台湾語人・中国語人・日本語人』を久しぶりに読み直す。著者の1995年の台湾滞在記。昨日の授業ではNHKの『台湾万葉集』も紹介したのだけれど、ほぼ同じ時期のことだったのだな。陳光興の論文「帝国の眼」に対する批判については、前に読んだ時には読み飛ばしていたことに気づく。
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by sarutasensei | 2013-06-29 21:50 | 読んだ本

無題。

 8時前にうーこに起こされたけれども、そのまま二度寝。土曜日は週の疲れがどっと出て、午前中は使い物にならないのだけれど、今日の疲れは一段とひどく、ひたすら寝て過ごす。寝る前にビタミン剤でも飲んでおくんだった。午後になって目は覚ましたものの身体を縦にする気力が起きず、横になったまま読みかけの本を読む。夕方にようやく読了。

f0091834_22204730.jpg●張秀哲『「勿忘台灣」 落花夢』(衛城) 張深切とともに「広東台湾革命青年団」の中心メンバーだった張秀哲の回想録。

 6時過ぎ、買い物がてら自転車で駅の北口まで足を伸ばす。夕飯はワインバルでゴルゴンゾーラのクリームペンネ。
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by sarutasensei | 2013-05-18 22:29 | 読んだ本

無題。

 8時過ぎに目が覚めたはずなのに、ぐずぐずしていて起きたのは10時過ぎ。昨日、下北沢で歩いたので疲れたのかもしれない。今日はおとなしく家で身体を休めることにする。まずは少しずつ読んできた『史明 口述史』(行人)をようやく読了。巻末に収録されている呉叡人の「啓示與召喚-『台湾人四百年史』的思想史定位」は、短いながらも読みごたえあり。

 ずっと家でくすぶっているのも退屈なので、昼過ぎに市立図書館まで散歩がてら本を返しに行く。先日亡くなった高野悦子の『岩波ホールと〈映画の仲間〉』を借りる。夕方、自転車で同居人と立川方面に向かう。特に目的地は決めずに足任せ。諏訪神社の近くで大正時代に創業したというラーメン屋を発見。手打ち麺というのに強く惹かれたけれども、夕飯の材料は揃っているので今日は断念。近いうちに食べに来よう。夜、目刺しを炙ろうと冷蔵庫から出したとたん、窓辺にいたはずのうーこが駆け寄ってくる。そりゃあおいしいだろうけど塩分が強すぎるから、いつもの猫用カツオで我慢してもらう。
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by sarutasensei | 2013-05-04 21:56 | 読んだ本

無題。

 夜寝るのが遅いとはいえ、10時過ぎの起床とは。うーこが足元で寝ていたのにも気づかなかった。4月からの授業で使うテキストを読了。

f0091834_21301193.jpg●周婉窈『増補版 図説 台湾の歴史』(平凡社)

 分量的には半年の授業にちょうどよさそうだけれど、3000円という値段がね。どれだけの受講生が買うだろうか。あと、清代までの部分は駆け足で終わらせ、植民地期と戦後を時間をかけて話す予定。教科書として選ぶなら、新書で適当なものがあればいいんだけれど、戴國煇の岩波新書・若林正丈のちくま新書はどちらも品切れだし、伊藤潔の中公新書は1993年のものなのでずいぶん古い。

 家に籠もっているのにも飽きたので、夜は車で国分寺へ。でめてるで夕飯。駅ビルで本を1冊買う。

●仲正昌樹『カール・シュミット入門講義』(作品社)
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by sarutasensei | 2013-03-16 21:45 | 読んだ本

家で。

 うーこが布団の上で丸くなって寝ているので寝返りを打てず、熟睡感なし。同居人は早々と仕事に行った。今日は自宅でオベンキョをすることにして2階に籠もる、はずが、うーこがにゃんにゃん鳴いて相手をさせられる。普段なら昼前には寝ているはずなのに、今日は夕方まで歩き回っている。

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 椅子で丸くなって、ブラシをかけられているところ。気持ちよかろうて。

 今日の作業は林熊生論の書き直しのため、植民地と国籍法についての本を読むこと。いろいろ新しい発見はあるけれど、台湾の部分に関しては大きく書き直す必要はなさそう。

 夕方、川村湊の本を十数年ぶりに再読。
f0091834_2224226.jpg●川村湊『満洲崩壊-「大東亜文学」と作家たち』(文藝春秋)

 この本、川村の植民地文学論のなかで、いちばん面白いと思ったもの。『図書新聞』に掲載された池田浩士のコメント切り抜きも出てきた。印象的な箇所を引用。
 川村湊がきりひらいてきた新しい地平のもうひとつは、植民地支配や侵略戦争という歴史的事実を「悪」として確認することを前提としかつ結論とする-という研究パターンから、植民地文学論を解放したことである。これはなにも、日本の植民地支配にも認められるべき良い側面があったとか、あの戦争は侵略としてのみとらえるべきではないとかいうような(「のみ」だけなどというものがこの世に存在しないのは当たりまえのことだ!)、心情も感性も脳味噌も腐り果てた「自由主義史観」主義者たちの言説と、川村湊の仕事が共通点をもっている、という意味では断じてない。そうではなく、たとえばある作家のある作品を、それが一目瞭然のやりかたで日本による植民地支配の現実を告発し批判していないからといって全否定するのではなく、それが書かれ読まれた当時の現実や作者の視線を想像力によって追体験しつつ、当時の限界のなかでそれを一歩でも半歩でも踏み越えようとする文学表現の試行と可能性を、作品そのものから読みとる-という観点が、そしてまたそのような試みの稀薄さと既成性への屈服を、作品の弛緩との具体的な関連にそくして批判する観点が、川村湊の植民地文学論もなかで模索されてきたのである。(『図書新聞』no.2367)

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by sarutasensei | 2013-03-14 22:36 | 読んだ本

煙霧。

 暖かい日。洗濯はしたけれど風が強いので室内干しにしておいて良かった。午後から「煙霧」。黄砂かと思った。気温も25℃を超えていたのに、昼過ぎに一気に10℃も下がった。風向きが南から北に変わり一時的に弱くなるタイミングを見計らって公民館の図書室へ。帰りに富士見通りのしゅんたで明日用のパンを買う。明日は精興社の3校が届くので、午前中にガッコウに行かなくては。

 読んだ本。
f0091834_2214363.jpg●多田茂治『満洲・重い鎖-牛島春子の昭和史』(弦書房)
 先月末に参加した「満洲国」文学研究会の打ち上げで、牛島春子の話もちらっと出ていたので。台湾ばかりではなく、朝鮮・満洲のテクストももう少し読んでおかなくてはと、今さらながら思うようになった。まずは牛島春子が戦後に書いた5編の「引揚小説」を読みたいけれど、ゆまに書房の日本植民地文学精選集には入っているのかしらん。
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by sarutasensei | 2013-03-10 22:20 | 読んだ本