台湾と沖縄を結ぶ道。
2008年 07月 27日
●高杉一郎編訳『エロシェンコ童話集』(偕成社文庫)
※いやあ、エロシェンコの作品がこんなにもおもしろいものだとは、今の今まで知らなかった。このなかでもアカコは「せまい檻」がいちばん好きだな。これは彼が『改造』(1921年7月号)に日本語で発表した作品。
高杉一郎の解説もいい。なお、「おちるための塔」という作品は、「一九二三年七月、連温郷が編集していた台湾エスペラント学会の機関誌「みどりの陰」に発表された作品である。この翻訳は、むかしわたしが連温郷の親しい友人であった沖縄出身のエスペランティスト比嘉春潮から借りた発表誌から書きうつしてあったテキストによった」(p.224)ものだという。
「連温郷」は連温卿のまちがい。だけど、こんなところにも台湾と沖縄を結ぶほそい道があったのね。
※いやあ、エロシェンコの作品がこんなにもおもしろいものだとは、今の今まで知らなかった。このなかでもアカコは「せまい檻」がいちばん好きだな。これは彼が『改造』(1921年7月号)に日本語で発表した作品。
高杉一郎の解説もいい。なお、「おちるための塔」という作品は、「一九二三年七月、連温郷が編集していた台湾エスペラント学会の機関誌「みどりの陰」に発表された作品である。この翻訳は、むかしわたしが連温郷の親しい友人であった沖縄出身のエスペランティスト比嘉春潮から借りた発表誌から書きうつしてあったテキストによった」(p.224)ものだという。
「連温郷」は連温卿のまちがい。だけど、こんなところにも台湾と沖縄を結ぶほそい道があったのね。
by sarutasensei
| 2008-07-27 22:41
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