雑書を読む楽しみ。
2008年 07月 09日
●岡崎武志・山本善行『新・文學入門』(工作舎)
※へええ、このふたりって、高校時代の同級生だったんだ。ふたりの通った千林商店街、アカコも高校時代にすぐ近くに住んでたけど、古本屋が充実しているのは知らなかった。
関西弁のテンポの良い対談で、楽しめる1冊。この本と並行して読んでいる山田稔の『富士さんとわたし』でもそうだけど、むかしの京大人文研って、すごく魅力的なとこだったんだねえ。
加藤秀俊の『わが師 わが友』には、人文研の助手時代に、多田道太郎と山田稔と同じ部屋で過ごした日々のことが綴られているらしい。
「この三人はおしゃべりであった。本を読み、文章も書いたが、もっぱら喋る時間のほうが多かった。話題は古今東西、高尚な学術論から世俗の雑事にわたり、腹が減ると、出前のうどんを食べ、ビールを飲むという生活」をしていたんだって(p.272)。ああ、いいなあ。
あと、山本善行の「雑書を読むことが、それがどんな研究であっても大切やと思う」(p.280)という発言に、雑書ばかりを読んでいるアカコは激しく同意。
※へええ、このふたりって、高校時代の同級生だったんだ。ふたりの通った千林商店街、アカコも高校時代にすぐ近くに住んでたけど、古本屋が充実しているのは知らなかった。
関西弁のテンポの良い対談で、楽しめる1冊。この本と並行して読んでいる山田稔の『富士さんとわたし』でもそうだけど、むかしの京大人文研って、すごく魅力的なとこだったんだねえ。
加藤秀俊の『わが師 わが友』には、人文研の助手時代に、多田道太郎と山田稔と同じ部屋で過ごした日々のことが綴られているらしい。
「この三人はおしゃべりであった。本を読み、文章も書いたが、もっぱら喋る時間のほうが多かった。話題は古今東西、高尚な学術論から世俗の雑事にわたり、腹が減ると、出前のうどんを食べ、ビールを飲むという生活」をしていたんだって(p.272)。ああ、いいなあ。
あと、山本善行の「雑書を読むことが、それがどんな研究であっても大切やと思う」(p.280)という発言に、雑書ばかりを読んでいるアカコは激しく同意。
by sarutasensei
| 2008-07-09 21:14
| 読んだ本