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アカコの備忘録。


by sarutasensei
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昔読んだ本をまた。

●マーク・トウェイン『不思議な少年』(岩波文庫)
●マーク・トウェイン『人間とは何か』(岩波文庫)
●堀江敏幸『雪沼とその周辺』(新潮文庫)
●ジュディス・バトラー『生のあやうさ』(以文社)
●『季刊 軍縮地球市民 特集:「東アジア」の歴史の脈動』(西田書店)

※本屋やらamazonやらで。
 
 マーク・トウェインの2作は、高校生の時にけっこう衝撃を受けながら読んだもの。もっぺん読み返したくなった。
 「そうさ、なんにも存在などしちゃいない。すべては夢なんだ。神も、人間も、世界も、太陽も、月も、それから、あの無数の星だって、すべては夢にすぎん。実在なんかしてやしない。ただあるものは空虚な空間、そして君だけなんだよ」
 「ぼくだって?」
 「ところが、その君も実は君じゃない。肉もなければ、血も骨もない。ただ一片の思惟にしかすぎないんだよ。なお言えば、ぼく自身も実は存在しちゃいない。ただ一片の夢-つまり、君の夢、君の想像がつくり出してるものにしかすぎないんだよ…」(『不思議な少年』p.230)

by sarutasensei | 2007-08-06 21:30 | 買った本