これは楽しみ。池田浩士の近刊本。
2006年 12月 22日
※なにげなく人文書院のHPを見ていたら、1月下旬に池田浩士の本が出るらしい。これは超~楽しみ。
『大東亜共栄圏の文化建設-近代はいかに超克されたか(仮)』
-文化 大東亜共栄圏 大東亜戦争 近代の超克 多面的にその実相に迫る-
大東亜戦争に不可欠の要素であった「大東亜共栄圏文化」の実相と、その建設をめざす実践に迫る稀有な取組み。1940年、第二次近衛内閣の「大東亜新秩序」「高度国防国家」建設という基本方針のもとすすめられた列強との全面戦争は、欧米列強のアジアにおける植民地支配を打破してアジア自身のアジアを建設するという大義名分を基本とし、武力の戦いという面とともに、植民地支配のもとで形成された文化とは別の固有の文化を奪回し、再建する戦いという面をもっていた。本書では、文学、映画、教育、葬送儀礼、農業科学、学術調査といった固有の対象から、この総括的理念が、まさに日本の近代そのものの問題であることを明らかにし、「近代の超克」という現在と未来をも見据える問題がもつ射程のもとに、とらえようとする野心的な試みである。 (350頁 予価3000円 刊行予定07年1月下旬)
by sarutasensei
| 2006-12-22 22:39
| 筆記