アカコの備忘録。


by sarutasensei
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そういうことか。

f0091834_20461846.jpg●新川明『反国家の兇区-沖縄・自立への視点』(社会評論社)

※むか~し読んだ大江健三郎の『沖縄ノート』に何度も登場する本。アカコも勘違いしてたけど、著者の主張する「反復帰論」は、「沖縄独立論」とは全然ちがうものだった。
「反復帰」とは、すなわち個の位相で〈国家〉への合一化を、あくまで拒否しつづける精神志向と言いかえて差しつかえはない。さらに言葉をかえていえば、反復帰すなわち反国家であり、反国民志向である。非国民として自己を位置づけてやまないみずからの内に向けたマニュフェストである。(p.304)

 新川によれば、日本国家は沖縄を「制度的に差別」することで、沖縄の内部から「近代化」と「日本国民としての等質性」を希求させるエネルギーを引き出し、より効果的に「皇民化」を達成しえたのだという。
 今だって、米軍基地の75%を沖縄に負わせ、それを74%に削減したことをもって、「沖縄の負担を全国民で担う」なんてマヌケなことを、メディアは垂れ流しているんだもんな。もし「象徴」的にでも全国民で負担すると言うのなら、テポドンが飛んでくる恐れもあるらしいし、千代田区のど真ん中の広大な空間に米軍基地を移設して、パトリオットを配備すればいいのでは。帝都の酋長は「愛国心」にあふれた人物であるようだし、日米新時代の「象徴」としても、ちょうどいい観光名所となることだろう。 
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by sarutasensei | 2006-07-13 21:07 | 読んだ本