アカコの備忘録。


by sarutasensei
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最後のユダヤ系知識人。

f0091834_27358.jpg●シグロ編『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(みすず書房)
※明日からの出張準備をそそくさと切り上げ、読みかけの本を読み終える。
 サイードの息子、ワディー・サイードの言葉が印象的。言うまでもなくこれはアメリカに限った話ではない。「愛国者」であることに、なんら疑問を抱かない「善良」な人々は、どこの国にも掃いて捨てるほどいるのだから。
どこの国でもそうかもしれませんが、アメリカという国ではとくに、どこへいっても愛国心が高らかに表明されるのにぶつかります。おまけに、アメリカにはいつも正義があり、たとえ誤ることがあったとしても、もともとの意図は善良なものだったという思い込みがついてまわります。こういうものを前にすると、わたしのなかにはアウト・オブ・プレイス的なもの、自分の居場所についての不確かさが、わき起こってくるのです。
よく見かけるのは、自分の国に一体化し、その体現者でありたいと望んで、何の疑問もなく満足している人たちです。(p.54)
 あとは、イスラエルの左派活動家である、ミシェル・ワルシャウスキーの発言(pp.142-151)がおもしろかった。
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by sarutasensei | 2006-06-01 23:24 | 読んだ本