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アカコの備忘録。


by sarutasensei
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『陳夫人』とか黄昆彬とか。

 眠い朝。ぐずぐずと横になって本を読んでは眠くなるの繰り返しで、午前が終わってしまう。午後からは今年度初の教授会なので、あわててガッコウへ。「跳舞時代」論はまったく進まなかった。

『陳夫人』とか黄昆彬とか。_f0091834_16234446.jpg●王育徳『「昭和」を生きた台湾青年』(草思社)

 前半よりは後半部、特に第7章以後がおもしろい。大東亜文学賞を受賞した庄司総一の『陳夫人』にモデルがあることは知っていたけれど、作中の「清文」が王育徳の従兄弟とは(pp.222-225)。

 王育徳が黄昆彬と親しかったというのも、この本で初めて知った。黄昆彬といえば、彼の掌編「琉球的孩子們」(『台湾新生報 橋』1948.5.7)について、ずいぶん前に短い文章を書いたっけ。
by sarutasensei | 2011-04-13 20:18 | 読んだ本